司法試験

平成28年司法試験短答科目雑感

今回は、平成28年司法試験の短答科目についての雑感をまとめておきたいと思います。 問題はそれぞれ憲法20問・民法36問・刑法20問で配点は50点・75点・50点の合計175点満点、それぞれ40%以下の場合には足切り、合格点は合計114点となっています。 今回は…

【民訴5】平成28年司法試験民事系第3問目

今回は、平成28年司法試験民事系第3問目を検討していきたいと思います。 今回の問題は、例年通り、会話文の中で指定される課題について検討させる形式となっています。設問としては3つだが、会話文に出てくるポイントについて検討を要するため、考えることは…

【商法3】平成28年司法試験民事系2問目

今回は、平成28年司法試験民事系2問目を検討していきます。 今回は、設問3つに関連する事実が付いています。まず設問1は、AおよびBが代表取締役を務める甲会社における内紛について、Bは、Aが海外出張中であることを利用しA以外の取締役に対し臨時取締役会を…

【民法3】平成28年司法試験民事系第1問

今回は平成28年司法試験第1問を検討していきたいと思います。 事案は連続するものであるが、設問1と設問2で法律関係は異なる。 まず、設問1に関係する事実としては、Aがその子Cの所有とされている甲土地、乙土地について承諾なく代理人としてEに売却したとい…

【憲法3】平成28年司法試験公法系第1問

今回は平成28年司法試験公法系第1問について検討したいと思います。今回も設問は2つで、設問1においては原告(A付添人として)の性犯罪者継続監視法が違憲である旨の主張について、設問2では原告の主張に対する検察官の反論及び私見について問われている。事…

【行政法3】平成28年司法試験公法系第2問

今回は平成28年司法試験公法系第2問を検討していこうと思います。今回も事例とは別に弁護士らによる会議録および関係法令の抜粋などの資料が添付されています。今回は建築基準法、都市計画法その他の法令、さらには建築基準法における要綱もあり、なかなか添…

【刑訴2】平成28年司法試験刑事系2問目

今回は平成28年司法試験刑事系2問目について検討していきます設問は一つの事例に関して4つ出されている事例を概観すると、通報により駆けつけた警察官らが甲につき職務質問を開始し、覚せい剤の使用にっき疑いをもったことから、任意による採尿手続を求めた…

【刑法3】平成28年司法試験刑事系1問目

今回は平成28年司法試験刑事系1問目を検討していきたいと思います。やはり実際の試験問題を見ると不安になるけど、「2時間で書けるレベルのみ求められている」と自分の心に言い聞かせて、ある意味割り切っていかないといけないと思った。問題の概要まず、問…