はしがき

事例演習本や事例問題に対して「答案を書いてみる」と言う訓練を少しずつ自分でできはじめたいま思っていることを、忘れないうちにメモ


「考える」こと

事例を解く上で大事なことはなんだろう
たぶん、「考える」こと、至極当然なこと

知ってる論点のような問題では、「はたしてその論証を使う場面か、妥当か」を考えなくてはならないし、未知の問題(自分が足りていないところ)では、「どうやって考えるか」を考える必要がある

確かに判例や通説に沿った論証パターンは便利だけど、きっと本当に理解していればそれを「使う」意識は低くなるはず、論証パターンが導き出される理由や根拠の方が大事だということに気づくはず

「何故なのか」を「考える」はず

法律論であること

「考える」ことは大切だけど、忘れてはいけないのはそれが「法律論である」と言うこと

事実を分析し、条文・判例・学説を出発点に規範を定立し、事案に当てはめる。これを忘れてはいけない

未知の問題に遭遇したときこそ、根拠を示して規範を定立しよう。利益衡量だけでは説得力なんて生まれない

勉強方法について

問題集の事例なんかは、有名論点・有名判例をベースにしてる、だから使い方としては、基本的な論点を「知る」ために使う。これはたぶん判例百選とかも同じ、典型的な論証パターンが悪いとは思ってない。むしろ、使うべき

新しい判例を読む、これが自分には一番いい気がする。簡略化して問題に置き換えて自分で解いてみる。質の良い事例演習本であれば同様に良いと思う。

たしかに試験勉強には向かない事例の方が多いだろうけど、今の自分、というか合格点に達するレベルで考えれば良い

事例を読む、持てる知識をひねり出す、そして書ききる、これ続ければ何てことないはず



続けることが大切、これは正しい
やったぶんだけ結果が出る、これも正しい
やれることには限界がある、これも正しい

自分が正しいと思ったことをしよう、ただ忘れちゃいけないことだけメモしておこう