【刑訴3】違法な現行犯逮捕と再逮捕

今回は事例研究 刑事法2刑事訴訟法 問題2です。素材判例は東京高判H17・11・16のようです。 事例としては、 設問1ではVが電車内で痴漢にあい、電車内から父親にその状況をメールで伝え、降車後も犯人がつきまとってきていたため駅を出てしばらくのところでA…

【憲法3】平成28年司法試験公法系第1問

今回は平成28年司法試験公法系第1問について検討したいと思います。今回も設問は2つで、設問1においては原告(A付添人として)の性犯罪者継続監視法が違憲である旨の主張について、設問2では原告の主張に対する検察官の反論及び私見について問われている。事…

【行政法3】平成28年司法試験公法系第2問

今回は平成28年司法試験公法系第2問を検討していこうと思います。今回も事例とは別に弁護士らによる会議録および関係法令の抜粋などの資料が添付されています。今回は建築基準法、都市計画法その他の法令、さらには建築基準法における要綱もあり、なかなか添…

【民訴3】将来給付の訴え、敷金返還請求権と不法行為に基づく損害賠償請求

今回は法学教室演習 民事訴訟法2016年6月号です。参考判例はもちろん最大判S56・12・16大阪国際空港事件です。問題としては、大阪国際空港事件を前提として、賃貸借契約継続中に敷金返還請求訴訟を提起できるか(問1)土地不法占有者に対する明渡しまでの賃料…

【刑訴2】平成28年司法試験刑事系2問目

今回は平成28年司法試験刑事系2問目について検討していきます設問は一つの事例に関して4つ出されている事例を概観すると、通報により駆けつけた警察官らが甲につき職務質問を開始し、覚せい剤の使用にっき疑いをもったことから、任意による採尿手続を求めた…

【商法2】株式の併合と少数株主の締め出しと平成26年改正

今回かんがえるのは、法学教室2016年6月号演習 商法です。事案としては、甲株式会社の経営難のため、乙社が第三者割当増資により筆頭株主になり、その後甲社の代表取締役を退任させ、乙社の代表取締役を甲社の代表取締役として、甲社の株式を2000株を1株とす…

【刑法3】平成28年司法試験刑事系1問目

今回は平成28年司法試験刑事系1問目を検討していきたいと思います。やはり実際の試験問題を見ると不安になるけど、「2時間で書けるレベルのみ求められている」と自分の心に言い聞かせて、ある意味割り切っていかないといけないと思った。問題の概要まず、問…

【民法2】借地上建物に対する根抵当権と土地賃貸借の関係

今回はTKC論文演習セミナー 民法 問題5です。素材判例は最判H22.9.9です。事案の概要としては、土地を賃借したAが借地上に宅地を立てこれにつきC銀行が根抵当権を設定したというものにおいて、Cが賃貸人たるBに対して「賃料の不払い等により賃貸借を解除する…

【行政法2】建築確認取消訴訟における原告適格と違法性の承継

今回はTKC論文演習セミナー 行政法 問題2です。素材判例は、最判H21・12・17です。もっとも、原告適格については、最判H14・1・22を参考とのこと。事例の概要としては、建築確認を行う前には県知事による安全認定を受ける必要があったところ、これを受けて建…

【憲法2】積極的差別解消措置と法の下の平等

今回は事例研究 憲法 第2部 問題1です。素材となっている国内の判例はないようである。事例としては、Y県で、女性の社会進出を進める政策の一環として、公立学校における条例が制定され、これと教頭の採用候補者選考試験における合否が関連んされる問題であ…

【民訴2】証言拒否が認められる「職業の秘密」の判断方法

今回は、TKC論文演習セミナー民訴 問題3です。素材判例は最決H18・10・3です。前回の文書提出命令と同様に非常にマイナー論点で戸惑う。以下は主に最決H18・10・3のまとめ197条1項3号の「職業の秘密」「職業の秘密」とは,その事項が公開されると,当該職業…

【行政法1】補助金の支出と住民訴訟

本日の問題はTKC論文演習セミナー行政法 問題1です。素材判例は最判H22.2.23です。なんだか行政法の問題を考えるのがとても久しぶりだったので、答案を自力で書くまでの勇気が湧かずに判例解説を読んでしまいました。ただ、このTKCの問題はきちんと試験問…

【刑法2】トランクへの閉じ込めと後続車追突による死亡との因果関係

本日は事例から考える刑法 事例13です刑法の問題で1人が数罪に関わるような場合に、必ず1つは見落としてしまうのは自分の未熟な点であるこれが致命的な見落としにならないように気をつけたいところである事例の詳細は省略するが、今回の事例で言えば強要未遂…

【民法1】瑕疵ある建物を設計・施工した者の買主に対する責任

今回の問題はTKC論文演習セミナー民法 4ですとはいえ、なぜだかこの瑕疵ある建物の設計・施工した者の買主に対する責任は同じくTKC論文演習セミナー民法の1つ目の問題として掲載されています。そこで、今回はこれらをまとめて、素材となった判例をまとめてい…

【刑訴1】捜索差押えに伴う写真撮影の適否

今日の問題はTKC論文演習セミナー刑事訴訟法 1です。設例はおおむね、恐喝未遂事件の捜索差押令状の執行中にXの居宅で覚せい剤のような白色結晶性粉末を捜査官が発見したので、これを同意なしに写真撮影を行い、これを資料として裁判所に覚せい剤所持に対す…

【商法1】退職慰労金の一方的な打ち切り

本日の問題は、TKC論文演習セミナー商法の1 退職慰労金の一方的な打ち切りについてです事案はタイトルにあるように、Y株式会社の取締役であったXが退任する際に退職慰労金について内規に従い支給することを決定されたが、その後の経営悪化に伴い右内規を廃止…

【憲法1】憲法答案の難しさ

本日の問題は『事例研究 憲法』 基礎問題3と4です。と言っても検討というより憲法答案を書く上で自分が難しいと感じている点についての日記のようなもの憲法答案の特殊性憲法の問題において主として出されるパターンとしては、「設問1 Xの訴訟代理人としての…

【民訴1】文書提出命令と自己利用文書の問題

本日の問題はTKC論文演習セミナー民訴の問題1と2ですどちらも文書提出命令と自己利用文書の問題なので一括して考えてみます。文書提出命令について設問自体は最判をベースにしている為、今回は文書提出命令についてのおさらいをしていきます。まず、文書提出…

【刑法1】名誉毀損罪の問題

本日の間題は『事例から考える刑法』事例12です。事例は大まかに言って甲社のAからセクハラを受けてたXが、Aが乙県庁との談合の疑いがあるのを聞いて、過激な表現をする週刊誌の記者Yに派手に記事にするよう依頼、Yは調査の上で公表。Zはこの記事をブログに…

はしがき

事例演習本や事例問題に対して「答案を書いてみる」と言う訓練を少しずつ自分でできはじめたいま思っていることを、忘れないうちにメモ「考える」こと事例を解く上で大事なことはなんだろうたぶん、「考える」こと、至極当然なこと知ってる論点のような問題…